スローな日記

気ままに書きます(ほぼ飲み日記)

THE SUN

佐野元春の最近の音楽はあまり聞いていないが、このアルバムはファンの間では評判が良いようだ。よく聞いてみると、素直になった佐野元春、という感じがする。年相応の曲になっているとも言える。
例えば、「希望」という曲の中でも、
「何も変わらないものを抱きしめて」
「愛しいものの向こうには希望」
「正しいものの向こうには自由」
がむしゃらに希望や自由を求めているのではなく、欲しいものは自然体で(ある意味他者依存を含めて)手に入れようという意図を感じる。自然な生活の中での希望や自由や祈りを歌っているようだ。


正直言って、個人的にはどうもしっくりきていない。「The Circle」の時ぐらいの矛盾を抱えた状態で、それでも成長していくもの、といった方がまだ納得感がある。
いずれこのアルバムへの凄い共感が生まれるのだろうか? それとも(おそらく自分と同世代の)多くの佐野元春ファンとはどこかで別の感覚になってしまったのだろうか?


THE SUN STUDIO EDITION
THE SUN