スローな日記

気ままに書きます(ほぼ飲み日記)

ギルバート・グレイプ

ジョニー・デップレオナルド・ディカプリオが競演(?)している作品ですこぶる評判は良い。
確かに全編を通して二人の演技は素晴らしい。映画自体も最初は「地味な作品」という印象が強いが、ジョニー・デップが演じるギルバートの悲哀が淡々と伝わってくるにつれてのめり込んでいける。
「誰かのために生きるのか、自分のために生きるのか」というテーマが中心であって、ジュリエット・ルイスの登場の場面から徐々に前者から後者への移行が図られている。
「誰かのために」では最後は煮詰まってお互いに潰れてしまうが、自然な形で「自分のために生きながら相互に」触れあっていく、ということが最後は明確に主張されている。

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