ハゲタカ！

NHKで以前放送していた番組の再放送。外資ファンドが苦境にある日本の債権を買い取って高く売るという、「日本を買い叩く」ことと「お金至上主義」の是非を問うような内容（もちろん、番組的には「非」なわけだが...）。
実はこの第1回は既に観ていたが、それ程でもなかったので、その後の放送は観ていなかった。今回、改めて第2回以降を観ているがこれがなかなか面白い。それなりに白熱する落札合戦や今後に期待を持たせる登場人物（旅館「西乃屋」経営者の息子）が火花を散らすような演出も盛り込まれている。大躍進（栗山千明）のヒューマニズムに若干不満が残るが、物語全体としては、現代社会にうまく切り込んでいると感じる。
外資ファンド・マネージャー鷲津を演じる大森南朋、三葉銀行の芝野を演じる柴田恭平、そして松田龍平、といった面々の演技もなかなか見応えがある。

ハゲタカ DVD-BOX