スローな日記

気ままに書きます(ほぼ飲み日記)

プロフェッショナル

NHKの「プロフェッショナル」という番組を何故か録画していた。そのメモ。
(おそらく)キリンビールの商品開発の話で、佐藤章さんという商品企画部長のことを特集していた。前半は開発の現場風の展開。後半は部下の育成絡みだったが、後半はイマイチ。


記憶に残る意見としては、

  • チームで開発すること
  • (性格の)いい人から良い商品が産まれる

今はサラリーマンとして成功しているが、30代の時に営業から開発に異動して、開発した商品が全く売れなかったことがあり、その時は会社にも行きたくなかったし朝起きるのも辛かったようだ。
そこで別のチームに異動。そして上司に恵まれ、ドイツに行って本場のビール開発を観てきた。これが転機だったようだ。ここはもう少し掘り下げてもらっても良かったが、番組でポイントとされたのは、美味しいビールは「作るのではなく、醸し出す」ということに気がついた、ということだった。


その他の本人のコメントとして、

  • 現場にいないと時分の鮮度が無くなる
  • サリーマンでいることの良さは、皆で理屈の無い達成感を味わうこと
  • プロフェッショナルとは、愛情がある人であって、テクニカルなプロではだめ。人の気持ちの中に入っていける人がプロだ

部下の育成に対しては、部下が自分で気づくようにする、ことを重視する。しかし単純に「自分の気持ちを表に出せ」というのは無理があるのではないか、と思う。少なくとも出し方は個々人だ。当然ながら現在暗中模索的な展開で終わっている。「間違っても良いから出せ」というなら出させ方がやはり問題だ。