スローな日記

気ままに書きます(ほぼ飲み日記)

幸運な宇宙

この宇宙は生物の存在にとって偶然にもうまく出来過ぎている、らしい。言われてみればそうだが、この環境の中で偶然に出来たものが生物や”心”なのではないだろうか...とか思いながらも様々な興味深い課題を次々と提示しながら進んでいく本書の内容は非常に濃い。
宇宙は何で出来ているのか、宇宙はどのように始まったのか、そもそも宇宙は何故存在するのか...等々の非常に魅力的な検討を数式等は使わずに若干哲学的に”状況説明”する。それぞれに全くの予備知識がない場合はさすがに理解も難しい部分もあるが、読み応えはある。
こういった「宇宙論」のようなものは子供の頃からずっと好きだ。おそらく、現実感から解放される(が実は超現実的)のが非常に刺激的なんだと思う。

幸運な宇宙