夕張破綻で住民は

NHKスペシャルのテーマは興味深いものが多いが、巨額の債務を抱え財政破綻した北海道夕張市の破綻を取り上げた今回もついつい観てしまった。
ただ、内容は想像したものに近い。
年寄りが多いが医療福祉系は当然ながら減らされる。ある地区の40%の住民は65歳らしい。そもそも自治体の財政の前に夕張市自体の住民構造（？）の問題もあると思われる。これは他の地方都市でも出てくる問題だろうと感じる。
つまり、夕張市の問題は自治体破綻の問題ではなく「何故自治体の破綻が個人や家族にそこまで影響を与えてしまうのか」という問題だろうと思う。
番組は住民目線で作られているのは明らかだが対策は無い。「聖域」に近い領域に手を入れざるを得ない現実にどう向き合うか。高齢化と国や市町村の関わり合いをどうするか、この解決は未だ困難だ。