スローな日記

気ままに書きます(ほぼ飲み日記)

カンブリア宮殿での古田英明

カリスマ(?)ヘッドハンターである古田英明氏(縄文アソシエイツ)が出演。最近のこの番組は出演者に媚びたりテーマを押し付けたりしていないか、と感じていたが今回はいい内容だった。出演者がそれなりに語れる人だとそれなりに面白い。今回はリーダー論が中心だったが、この話題は内容が尽きない。
ちなみに、今夜の一言でもある、古田さんが考える「日本の」リーダーとは、

  • 逆三角形の底を支える人

ということらしい。欧米のリーダー像はピラミッドの頂点に立つものであるが、日本の場合は底で支える方を意識している。
「出来ればリーダーを下ろして欲しい」という人にリーダーをやって欲しい、とか「自分以外が悪い」という人はうまくいかない、という指摘もなるほど、と思う。
リーダーの具体例として番組で紹介されていた森本社長(ベネッセ)のいわゆる「ビジョンの浸透」や、ビーイングの岸良取締役の課題解決力は、職場環境や社員意識の改善を実現することで会社全体を底上げしている感じ。


その他、記憶に残ったのは、早くに転職を考えている若者に対する意見で、

  • 苦しくて、嫌でしょうがない何年間(特に20代)に根が生え始める。その根を生やすことが重要。自分の好きなことをやりたい、という場合に、職業人としては、目の前の仕事をどうしたら好きになれるか、が先

でもこの意見は若者に素直に受け入れられるものではないだろうな、と思う。