フェルマーの最終定理
この本は、数学界で300年以上も解けなかった定理を巡る物語だが、かなり面白い。
フェルマーの最終定理の問題とは「3以上の自然数nに対して、xのn乗＋yのn乗＝zのn乗、を満たすような自然数x、y、zはない」ということの証明。ちなみに、n＝2の場合は有名なピタゴラスの定理で、これは直角三角形の辺を使った有名な定理。
数学は物理学よりもさらに厳密な真実のみを重視するようだ。この本を読んでいると、世の中で確実に存在するのは数学で証明されたことのみ、とさえ思えてくる。
数学についてそれ程詳しくなくても、非常に興味深く興奮して読める本だと思う。
