スローな日記

気ままに書きます(ほぼ飲み日記)

人生における成功者の定義と条件


ちょっと前になるが、人生における成功者の定義と条件という村上龍の本を読んだ。

各分野の第一人者へのインタビュー集である。利根川進、カルロスゴーン、中田英寿 等々。
ここで見えてくる「人生における成功者」とは、強引に言ってしまえば「自分で決めた目的に向かって迷い無く進んでいる人」という感じ。
確かに、その考え方を否定は出来ない。ただし、我々は成功者というものを、「客観的に」成功しているイメージとして捉えていると思う。そして、具体的には、それが地位や金銭的なものと結びついていることを前提としているような気がする。そういった、成功者に対する固定観念自体も本当に時代とともに変わってきているのだろうか。いや、意外に時代は動いだろう。やはりこの社会において、成功者に経済的なルールが作用しないとは思えない。ただ問題は、それを自分のコントロール範囲におけるかどうか、かも。

ただし、「不安なことや自分ではどうにもならないことに時間を使うのは無駄」ということには同感。結局、その割り切りが出来るかどうかが、本当に”成功者”になるかどうかの分かれ目かもしれない。

人生における成功者の定義と条件